メタボリック症候群なんてこわくない?

メタボは多くの病気のもと

肥満の人がなりやすい病気のひとつに睡眠時無呼吸症候群があります。
当然、メタボリック症候群の人にも多くその症状が見られます。

睡眠時無呼吸症候群の定義は「一晩(7時間)の睡眠中に10秒以上の無呼吸が30回以上、または、睡眠1時間あたりの無呼吸数や低呼吸数が5回以上おこる状態」です。
つまり、寝ている間に何度も呼吸が止まったり(無呼吸)、気道の空気の流れが悪くなったりする(低呼吸)病気です。

なぜ、肥満とこの病気が関係しているかといいますと、
肥満の人は喉の周辺にも脂肪が多くついているため、仰向けに寝た状態では気道が狭くなり、いびきや無呼吸が起こりやすいのです。

無呼吸自体で、即窒息死ということにはならないですが、酸素が取り込まれなくなることによって心臓や血管に負担がかかります。
その結果、高血圧、高脂血症、心筋梗塞や脳血管障害などの危険性が高くなるのです。

また無呼吸状態で睡眠が分断されるため睡眠不足になり、朝になっても疲労感や頭重感が残り、昼間の仕事に支障をきたすことも大きな問題です。
さらに睡眠不足はホルモンのバランスにも影響をあたえます。満腹感を感じる満腹中枢が正常に機能せず、肥満の人がさらに食べ過ぎを起こしてしまうという悪循環を招くこともあります。

ほとんどの場合自覚はありませんが、毎朝起きても熟睡感がない、日中集中力が低下している、夜間に頻尿もあるなどの症状があれば要注意です。

睡眠時無呼吸症候群は治療により改善しますが、肥満の人で睡眠時無呼吸症候群である人は脂肪を落とすことが、改善につながる場合が多くあります。